今日は最近の新作をご紹介します。
前から少しありましたが、
ひとつの役割を終えたモノの
続きの物語を紡ぐシリーズ
「Re:novel」(リノベル)より。
ヨーロッパのヴィンテージのペン先を使った
ピンブローチ(ラペルピン)と、
耳飾りたちをたくさん制作しています。
リノベルは造語ですが、
メールの返信などの頭につく
「Re:」を使用しています。
そこには、
これまでを無かったことにして
生まれ変わるのではなく、
これまでの物語(人生)をどう生きてきたか、
への返信として今の姿がある。
そういう意味を込めています。
私もよく、よーーく、
無かったことにしたい……
と思うことがあるのですが、
無かったことにはならないし、
気持ちの上で一新して前に進むことはあっても、
それまでの生き様はいいことも悪いことも
どうやってもそのもの(人)に滲みでる。
そう思っています。
それは自分自身が歳を重ねて、
より実感していることです。
そう考えると、
私はそんな素敵な人生歩んできていないな……と、
思ってしまう人もいると思います。
でも、誰かに憧れられるような
完璧な生き様でなくても、
愛おしいと思える美しさは、
必ずそれぞれに現れるものだと思います。
これまで生きてきた。
もがいてきた。
もうそれが美しい。
そう思いますし、
そうであったらいいな。
という自分への慰めも含めつつ笑、
そんな思いで紡いでいるシリーズです。
違った角度から見つめたら、
きっとまた別の輝ける場所や、
気が付いてなかった魅力が見つかるはず。
--ある役割を終えても、その過去の傷を生かしながらまた輝ける。
そんなメッセージを込めて、
自由な発想で創作しています。
がんばってきたモノたちの新たなる物語を、
みなさまのこれからの物語の
お供にしていただけたら嬉しいです。
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