「Mathilde(マティルデ)」展 SUNDAY ISSUE
映像作家 島田大介/Flower Artist 篠崎恵美/モデル小谷実由による写真展
ドイツ文学のノヴァーリス”青い花”から物語の持つロマン主義を新たな視点で制作。
現代のマティルデとしてモデル小谷実由を起用し、
青い花の持つ意味、マティルデとは何だったのかをテーマに、
映画の中を切り取ったような青の世界を表現。
とてもコンセプチュアルな写真と花のインスタレーション。
引用の説明だけ読んでいても正確には理解できないなと思いつつ、
お気に入りの雑貨屋さんから勧められたことと、青・花・物語のキーワードに惹かれ、
最終日の青の世界に滑り込んできました。日曜のことです。
期間中販売される青い花を中心としたFlower shop aoihanaを抜けると、
ものがたりの森に迷い込んだような青の世界。
モデルさんと花の切なくもロマンティックな写真たち。
そこに樹木の影が差し掛かかり、独特の美しいリズムを作り出していました。
ああ、なんて心地いい。
晴天の青ではない青。だけれど、だからこそ心地いい。
切ないような冷たいような、でも甘いようなこの青の世界は
誰の中にもリンクするものがあるのかもしれません。
私が常々感じているヴィンテージの包容力にも通じる、
元気なときも落ち込んでいるときも寄り添える心地よさでした。
その一部をお持ち帰り。
しばらく青の世界から抜け出せなさそうです。
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